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地球艦隊

富士型巡洋宇宙戦艦一番艦 富士

波動砲艦隊構想に基づき建造された新思考波動砲艦である。
本艦の最大の特徴である【55センチ単装波動砲塔】は初の波動砲搭載艦であるヤマト級とは異なり波動砲が砲塔形式となるものである。

【55センチ単装波動砲塔】
正式名称『55センチ三式単装指向型波動噴霧砲塔』は本艦最大の特徴である。この兵装は初の波動砲搭載艦であるヤマト級とは異なり波動砲が砲塔型になったものである。
波動砲艦隊構想の一環として開発されその当時仮想敵であるガミラスの機動戦の対抗馬として開発が行われた。従来の波動砲とは異なり砲塔型にすることにより薙ぎ払いよる広範囲への攻撃を可能としている。また本兵装は固定波動砲とは違い艦内全てのエネルギーを使わないため発射時の隙を減らすことを可能とした。

本艦は、波動砲艦隊構想の一環で建造されたが同時に開発されていたドレッドノート級に開発競争に敗れることになった。その要因の一つがドレッドノート級に搭載された拡散波動砲である。拡散波動砲は波動砲塔を上回る艦隊殲滅力を誇っていた。またドレッドノート級の発展型のアンドロメダ級の登場により本艦の立場を奪われてしまうことになってしまった。
また富士型はドレッドノート級とアンドロメダ級に比べて近接処理能力が解決しきれていなのも要因の一つである。

ガトランティスとの開戦が迫り、地球が時間断層を全力稼働し始めた頃に、建造ドックで放置されていた1番艦は急ぎ建造を再開、最終工程まで終え就役していたがガトランティスの圧倒的物量を相手に拡散波動砲を持たない本艦が実戦に投入されることは遂になかった…

<MASシステム>
各所に設置したノズル(スラスター)により高機動戦闘が可能。MAS(Magnetron Anker Sistem)は瞬時の重力アンカー接続、解除が可能。 また、爆雷投射機にて射出したマグネトロンプローブを制御することも可能。

全長:300m
主機:波動エンジン
・補機:ケルビンインパルスエンジン
・艦載機・艦載艇:
     1式空間戦闘攻撃機 〈コスモタイガーⅡ〉×1 /空間汎用輸送機SC97 〈コスモシーガル〉×1
・武装:55㌢単装波動砲塔(前部砲塔) 
    40.5㌢連装収束圧縮型衝撃波砲塔(後部砲塔) 
    12.7㌢三連装高角速射光線砲塔(艦橋六基) 
    97式爆雷投射機(艦橋前方二基) 
    ミサイル発射管八基(艦橋前方) 
    隠顕式30.5㌢連装陽電子衝撃砲(艦中央両舷2基) 
    艦載機射出機二基(エレベーター付、回収不